「キックバック」の語り
ゴールデン・ウィークです。5連休です。世間からは9連休とか14連休とかいう声も聞こえますが、そんなものは聞こえないふりをします。連休明けにはギッチリ仕事が詰まっていることも忘れます。ゆっくり遊びますとも!
今回は「キックバック」に焦点を当てます。
このカードの長所の一つは、召喚・反転召喚を無効にする効果です。これによって「氷帝メビウス」などの誘発効果や、優先権を行使しての起動効果の発動などを防ぐことができます。これができるカードは数少ないので貴重な存在だと言えるでしょう。また、場からの除去という意味も持ちます。
もう一つの長所は、発動の容易なカウンター罠であるということ。最近カウンター罠と関係したカードが増えつつあるな中カウンター罠であること自体が注目されるポイントであり、コストが重かったり条件が厳しいカウンター罠が多いのでノーコスト・条件が容易なのも特筆すべき点です。
逆に短所として、まず特殊召喚に対応していないこと。「サイバー・ドラゴン」にはどちらにしろ無意味ですが、「カオス・ソーサラー」が流行っている現在では辛いものがあります。
そして手札に戻すだけなので、相手の場・手札の総合的なカード枚数に変化が無いということ。
短所を明確にしたところで、これをカバーする方法を考えてみます。
手札に戻すということは手札を増やすということであり、相手の手札枚数が発動条件となるカードの発動が容易になるということです。その系統のカードで条件が軽く、効果も大きいものとして「ダストシュート」が挙げられます。
さらに「キックバック」は表側表示のモンスターを戻すことになるのでカード名が1枚解っており、「ダスト」も相手の手札を閲覧する効果があることから、「異次元の指名者」も相性の良いカードとなります。「ダスト」・「指名者」ともハンデスカードなのでコンセプトも特化できます。
また、それらとの組み合わせで考えると、カウンター罠ではありませんが「強制脱出装置」が「キックバック」と近い効果であり、特殊召喚にも対応できるので「キックバック」の弱点をカバーすることができます。
コンセプトが見えたところでデッキの紹介です。
カウンターハンデス天使デッキ 「NON TITLE」
上級3
魔法11
異次元の指名者×3 ハリケーン×2 打ち出の小槌
天使の施し 早すぎた埋葬 サイクロン 大嵐 押収罠12
キックバック×3 マジック・ドレイン×3 ダストシュート×2 強制脱出装置×2
聖なるバリア−ミラーフォース− リビングデッドの呼び声