」「ENEMY OF JUSTICE」の感想2
「ENEMY OF JUSTICE」収録カードの感想の続きです。今回も甘口(?)でいきますよ。
「デステニー・デストロイ」:
何がしたいのかちょっとよく解らないですね。確かに現在デッキからカードを直に墓地に送るカードは少ないです。しかし3枚の墓地送りに大して最大3000のダメージは大きすぎます。「デス・ウォンバット」と組み合わせる必然性は見えないし、「地獄の扉越し銃」は発動不可っぽいし。でももしかしたら素晴らしい使い方があるのかも。
「D‐タイム」:
ノーコストでデッキから「D‐HERO」をサーチし場に特殊召喚できるの効果は良いのですが、発動条件が厳しいです。「E・HERO」と「D‐HERO」を組み合わせるのは至難の業だと思います。というか「E・EHRO」と「D‐HERO」はキッパリ切り離した方が良かったのではないでしょうか。
「エレメンタル・アブソーバー」:
面白い効果ですね。基本は闇・光属性を選択、相手が『ガジェットデッキ』なら地属性もアリですね。コストもよく使われる属性なら自分のデッキにも同じ属性入っている可能性が高いですし、闇なら「異次元の偵察機」、光なら天使族(そこから「奇跡の光臨」)辺りがあるので発動にも問題はなさそうです。
「奇跡の光臨」:
このカード一枚で『除外天使族』というカテゴリーができそうです。しかし今のところ天使族と除外にはあまり関連性が無いのが残念です。
「キックバック」:
効果そのものはそれほど強力ではありませんが、ノーコストのカウンター罠なのが重要です。
「強制脱出装置」と比較した場合、タイミングを選ばないという柔軟性(すでに場に居るモンスターに発動可・特殊召喚にも対応しているとも捉えられる・除去カードにチェーン発動できる)で「脱出装置」に軍配が上がり、召喚を無効にできることとカウンター罠であること(スペルスピードが3・ダメージステップで発動可(?)・各種カウンター罠対応モンスターと絡められる(「冥王竜ヴァンダルギオン」を呼べるかどうかは知りません))で「キックバック」が優れています。
まあカウンター罠自体が貴重なので、そっち目的で使われるでしょうね。
「E・HEROセイラーマン」:
素材モンスターがどちらも微妙なことを考えなければ、簡単な条件での直接攻撃効果は良いです。「E・HERO」メインのデッキなら(というか他では使われないでしょう)積極的に出すことはなくとも、最後のトドメの選択肢として重要な存在になるでしょう。いやまあ普通のデッキなら「ナイトメアを駆る死霊」の方が良いのでしょうけど。
「E・HEROネクロイド・シャーマン」:
素材の一つが使いやすい「E・HEROワイルドマン」であることと、召喚即効果発動な点が良い感じです。ただ、その効果がカード差ではあまり意味が無く(上手く低攻撃力モンスターを攻撃表示で出したりできなければ)、ステータスも今ひとつなのが残念です。
「D‐HEROデビルガイ」:
「デビルガイ」こと「スポーン」ですね(逆逆!)。アニメで登場した時からいつ出るのかと楽しみにしていましが、こんなに早く出るとは。ダークヒーロー系アメコミ好きとしては嬉しいかぎりです。是非「ゴーストライダー」みたいなモンスターも作って欲しいです(アニメでのエドの活躍に期待)。
効果の方はかなり特殊で扱いづらいですね。時間限定でも除外除去は強力、しかし低すぎるステータスとそのターン戦闘不可のデメリットが大きいです。殴らないデッキで使うか、殴るデッキで時間稼ぎ的に使うか?難しいです。
「D‐HEROダイハードガイ」:
ステータスはともかく、効果も使いづらいです。このカード自身が普通に戦闘でも効果でも破壊される上に、効果発動のタイミングもちょっと遅め。サポートカードで他の「D‐HERO」に攻撃が行くように仕向けることも可能ですが、それならお手軽に「D‐シールド」や他の攻撃妨害カードを使った方が楽です。残念。