「ENEMY OF JUSTICE」の感想1

 ようやく今回から新パック「ENEMY OF JUSTICE」について書いていけます。皆さんお待たせしました(誰も待ってません)。
 ただ、やはり時間に余裕は無いのでこま切れになります。

「E・HEROフェニックスガイ」:

 融合素材が「E・HEROフレイムウィングマン」と同じという珍しいモンスター、「レアメタルヴァルキリー」・「レアメタルナイト」以来ですかね。
 戦闘破壊回避効果は「サイバー・ドラゴン」が制限されず、「帝」シリーズが跋扈している現環境でなかなか有効だと思います。能動的な「FWマン」と受動的な「Fガイ」、状況によって選択できるのは大きな利点です。

「E・HEROシャイニング・フェニックスガイ」:

 「Fガイ」のパワーアップ版ですが、このステータスで戦闘で負けることはごくまれ、実質的に効果無しモンスターと変わりありません。それなら追加効果のある「E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン」を選んでしまうでしょう。もう一つ何か効果があったら…。

「D‐HEROドレッド・ガイ」:

 「D‐HERO」は・(中黒)ではなく‐(ハイフン)なんですね。
 そんなことはどうでもいいのですが、一体どこまでが“「幽獄の時計塔」の効果で特殊召喚した場合”の効果なのでしょう?それによって評価は変わってきますが、破壊→蘇生までだとしたら、なかなか良いカードです。蘇生系などでの特殊召喚が可能な柔軟性があり、相手ターンでの蘇生で壁となり、上手く「D‐HERO」を並べられたら高攻撃力を発揮できます。

「裁きを下す者‐ボルテニス」:

 「冥王竜ヴァンダルギオン」の変形ヴァージョン。単純に発動条件ありの生贄1体特殊召喚モンスターとして使い勝手が良く、その上天使族メインでデッキを組めば生贄がそのまま相手の場のカードと引き換えとなり、カード差で損をしないことになります。『カウンター罠を多く投入した天使族デッキ』と型は決まってしまいますが、非常に良いカードだと思います。

「E・HEROワイルド・ウィングマン」:

 攻撃力に不満はあるものの、実にまっとうな効果ですね。召喚後魔法・罠を除去→攻撃という自然な流れの攻めが可能です。1ターンに何度でも発動できるところ、融合素材の一方が使いやすい「E・HEROワイルドマン」なところも良い点です。

「サイバー・プリマ」:

 破壊できるカードの基本は「光の護封剣」・「強奪」・「団結の力」くらい。裏表・魔法罠問わない「氷帝メビウス」の方が優秀そうでいて実際そうなのでしょうが、「サイプリ」は戦士族なのがポイント。「増援」こそ使えないものの「戦士の生還」で再利用ができます。他の戦士族サポートも含めると、そう捨てたものではありません。

「サイバー・フェニックス」:

 機械族サポートにして自身もその効果の恩恵を受けられる優秀カード。その上戦闘破壊後のフォローまであるのだからなんとも贅沢なカードです。機械族は強力な上級が多いので、頼りになりそうです。

「ビクトリー・バイパーXXX03」:

 「超時空戦闘機ビック・バイパー」のリメイク版が出るとは思いませんでした。でもどうせなら“このカードのカード名は「超時空戦闘機ビック・バイパー」として扱う”という一文も欲しかった…、ってテキスト長くなりすぎです。
 攻撃力の低さに目を瞑れば3種の効果を選べる面白いカードですが、3つとも微妙な気が…。トークン生成効果が一番利用価値がありそうですね。まあイラストが良いので別になんでもいいです(うわ)。

「光神機‐轟龍」:

 手札からは生贄1体で、その後墓地や除外ゾーンから特殊召喚、というのが基本でしょうか。また、出しやすさのわりに攻2900での貫通は良い効果だと思います。どうせ上級モンスターなんて水物なのですから、一回の攻撃で確実にダメージを与えられる効果は馬鹿にできません。

「超電磁稼動ボルテック・ドラゴン」:

 イラスト可愛すぎ!言うなれば、“ファンシーなZOIDS(ゴジュラス)”。このイラストを描いた人に賞賛を送りたいです。
 効果も絶妙に面白いです。これまで並べるしか能の無かった「電池メン」シリーズを、場への展開のしやすさを活かした上で別の側面からのサポート。生贄にしたモンスターによって効果が違うのも面白いですし、それぞれの効果も優秀。さらに召喚制限もなく、「電池メン」以外を生贄にしても生贄1体で攻2400と合格ライン、と良い点が沢山あります。個人的にかなり気に入りました(イラストも込みで)。

「幽獄の時計塔」:

 アニメで見た時映像的に魅入られたのですが、カードイラストでは時計だけがアップにされていてちょっと残念です。
 4ターン守りきれば戦闘では完全無敵、破壊されれば強力な(?)モンスターが展開。ぜひ使って見たいカードですが、場のカードを長時間守りきることがどれだけ難しいかは「ウィジャ盤」で実感済みですし(魔法・罠ゾーンが自由に使える分だいぶマシですが)、4ターン目まで全く無意味な存在なのが残念です。

「D‐HEROダイヤモンドガイ」:

 下級の「D‐HERO」では最もステータスが高く効果も少なくとも損はしないので扱いやすいですね。「D‐HERO」デッキを作るなら2〜3枚入れても良いでしょう。ただ、ルール関係で揉めること必至な気がします。

「ハーピィズペット仔竜」:

 「ハーピィ」と名のつくモンスターの数によって効果が増えていきますが、どれも優秀な効果です。特に3体まで「ハーピィ」を展開できれば脅威的な性能になりますね。3月発売されるストラクチャーデッキで「ハーピィ」が強化されるようなので、このカードは要注目でしょう。また、ノーマル版の「ハーピィ・レディ」を使って「黙する死者」や「蘇りし魂」で展開するのも面白そうです。

「光神機−桜花」:

 遊戯王らしからぬネーミングですがそれは置いておいて、非常に良いカードですね。
 ノーコストで場に出せるモンスターでは最高級のステータス、その場合1ターン限定になりますが「帝」シリーズと相打ちできるのは評価できるでしょう。そのエンドフェイズに墓地送りの効果も様々なカードでフォローできますし、「強奪」などで奪ったモンスターの処理に生贄召喚できるのも良いです。
 実にみごとなバランスだと思います。全てのカードがこのレベルだったら…。

「緑光の宣告者」:

 手札から発動できるかわりにコストの限定された「マジック・ジャマー」と考えれば非常に強力ですね。ただ、『天使族デッキ』で相手の魔法を防ぐ必要がどれだけあるかは疑問ですが。

「紫光の宣告者」:

 「緑光」の罠版。『天使族』デッキは上級で殴りに行く場合が多いと思うので、こちらはかなり相性が良さそうです。

「閃光の追放者」:

 いやー、ヤバくないっすか。単純に殴り除外モンスターとして高いステータス、「光の追放者」よりもサポートしやすく、3つ星なのでロックの網を掻い潜れ、サポートカードの増えてきている天使族。危険な香りがします。

「ヒーローフラッシュ!!」:

 発動条件が厳しく、必然的に『E・HEROデッキ』になるのだから、もう少し強力な効果にしても良かったと思います。あまり覚えていないのですが、確かアニメでは複数の「E・HERO」を場に出していたような。それくらいやっても問題無いでしょう。

「ガードペナルティ」:

 一瞬「悪夢の迷宮」を使ったデッキに!と思ったのですが、1枚のドローだと単なるデッキ圧縮にしかならず、それなら発動タイミングの限られていない「八汰烏の骸」などの方が…。残念です。

「ライフチェンジャー」:

 ライフの無限回復などに対する対策カードなのでしょうが、あまりに対するデッキが限られてしまうのであまり使われないでしょうね。でも「光の護封壁」で7000ptのライフを払い、「ソウルテイカー」を発動して条件を満たし、このカードを発動してみたいです。

 今日はここまでで終わらせてもらいます。続きは次回に。