「爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ〈1〉アガマ科&イグアナ科」の感想
爬虫・両生類ビジュアルガイド トカゲ〈1〉アガマ科&イグアナ科
- 作者: 海老沼剛,川添宣広
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2004/08
- メディア: 単行本
- クリック: 17回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
爬虫類の中でもアガマ科・イグアナ科のみに絞っているので、普通の図鑑などではまず見れないほどの様々な種類が載っています。
特筆すべきは写真の多さとその質。一つの種類でも複数の亜種の写真を載せるほどの丁寧さ。その上一つ一つの写真が鮮明で鮮やかです。とにかく、ぼー眺めているだけでも涎がたれそうです(違う意味に聞こえる)。タテガミヨウガントカゲのシルエット・色・質感の美しさといったらもう!
後半には各種類ごとの飼育方法なども載っており、至り尽くせりといった感じです。私は今爬虫類を飼う余裕はありませんが。
値段は少々張りますがそれだけの価値がある本だと思います。
それはそれとして、爬虫類は「気持ち悪い」として嫌われやすいですが、爬虫類好きにとってはその「気持ち悪い」がそのまま直「美しい」と反転するわけですね。こういった「美しい」トカゲ達を見ていると、「気持ち悪い」とか「美しい」といったものがいかに単なる主観にすぎないものであるかを思い知らされます。