「POWER OF THE DUELIST」の感想・2

 今日は朝6時から晩の8時まで死んだように眠っていたせいか、頭が動かず体もダルいので、簡単にカードの感想だけ書かせてもらいます。

D−HEROダブルガイ」…評価4

 このモンスターは「バットマン」に登場する敵役“トゥーフェイス”がモチーフではないかと思っているのですが、どうでしょう?コイントスを使った効果があれば完璧だったのに。
 そんなことはどうでもいいとして、「D−HERO」シリーズらしく地味に良いカードですね。攻1000の2回攻撃モンスターというだけなら上級ということもあり弱すぎですが、(戦闘・効果にかかわらず)破壊されても場にトークンを2体残す損をしない効果によって安定性を得ています。実質的に2回の破壊耐性を持っていると考えられるでしょう。
 しかし特殊召喚不可のデメリットが大きいのも事実。これによって蘇生系(特に「リビングデッドの呼び声」が使えないのが痛い)や「キラー・トマト」だけでなく、「D−HEROダッシュガイ」・「D−HEROドゥームガイ」(ついでに「D−HEROドレッドガイ」・「D−HEROダイハードガイ」・「デステニー・ミラージュ」)との齟齬が生じてしまいます。なので「D−HERO」シリーズとして捉えるのは難しいのが残念です。

「サブマリンロイド」…評価4

 直接攻撃モンスターですが高い守備力を誇り、個人的には「悪夢の迷宮」と組み合わせたくなります。上手く使いこなせれば地味に活きてくるカードでしょう。
 しかしこれまでの直接攻撃系モンスターの存在を一気に無くさせてしまったのが気になります。

D−HEROダッシュガイ」…評価5

 個人的に今パック最優秀カード。
 モンスターを生け贄にしての攻撃力UP効果は状況によっては強力ですが、あるに超したことのない程度のものだと言えます。重要なのが墓地に存在するときのドローカードの特殊召喚効果。これは場の展開力を補助するという地味だけど効果的な能力です。つまり単に戦闘用モンスターとしてだけでなく、墓地に送られることでも効果を発揮する、一度で二度美味しいカードです。
 デメリットとして攻撃後の表示形式変更がありますが、これだけの効果を持っているなら納得ですし、お手軽除去カードが横行している現在さほどのデメリットとも言えません。攻撃力も「サイバー・ドラゴン」と相打ちしてしまう程度ですが、十分戦えるレベルでしょう。
 手早く墓地に送る手段として、またもや「未来融合−フューチャー・フュージョン」で「ユーフォロイド・ファイター」の素材にするのが楽しいです。

「エーリアン・ウォリアー」…評価4

 「エーリアン」シリーズをメインにデッキを組めば、実質的に「ニュート」に近い性能を持つカードとなる、専用デッキのアタッカーとしては優秀なカードです。しかし「エーリアン」シリーズのサポートカードが微妙すぎるため、パッとしないのが残念です。

オーバーロードフュージョン」…評価1

 今パック一連の壊れカードの一角。「キメラテック・オーバー・ドラゴン」が昔から存在し、それを忘れて作ってしまったというならいかにもコナミらしい馬鹿っぽさですが、「キメラ」も今パックに収録されている上、明らかに「キメラ」を呼べと言わんばかりの属性制限だけに、コナミのバランス感覚が理解できません。

「未来融合−フューチャー・フュージョン」…評価2

 このカードだけなら本当に面白いカードだったのに、「キメラ」が…、「オーバーロード」(特にこっち)が…。もったいないもったいない、もったいないおばけが出ますよ。「異次元の偵察機」の最優良補助カードでもあるのですがね…。

「D−チェーン」…評価3

 「スポーン」の武器はやっぱり鎖ですよね!…ごめんなさい、それが言いたかっただけです。
 しかしカウンターとなる罠装備カードであることと付属のダメージ効果は地味に面白いものの、現在攻1600以上の下級「D−HERO」が存在しないので、あまりに用が無さすぎます。今後に期待。

「スーパーチャージ」…評価4

 「ロイド」デッキ専用ですが、罠版「強欲な壷」でありなかなか強力です。そのドロー力を考えると、若干厳しめの発動条件も納得です。

「サイバー・サモン・ブラスター」…評価4

 一見ダメダメカードですが、「異次元の偵察機」の存在を考えるとなかなか強力です。1000ポイントのダメージで役目を果たすと考えれば、4度の「偵察機特殊召喚でそれを超えることとなります。「マスドライバー」との併用でダメージ型「偵察機」デッキが楽しいです。

 今日はここまで。