「電動刃虫」・「便乗」の語り
何とか更新できる時間がとれました。ということで久しぶりの今回は「電動刃虫」と「便乗」を使ったデッキについて書かせてもらいます。
この組み合わせは「刃虫」登場時に多く見られたアイデアですが、実際にデッキとして組んだ方は少ないのではないでしょうか。
「刃虫」は相手の1ドローと引き替えに攻2400を得られるモンスターですが、その1ドローが命取りになる可能性は十分あり、リスクの大きいカードです。
「便乗」を使えばそのリスクを相対的に軽減することができます。しかし「便乗」は発動時にはドロー効果が無いので、単体で見た場合でも2回以上相手にドローフェイズ以外でのドローをさせなければなりません。そうなるとデッキに3枚しか入れられない「刃虫」だけではその機会を能動的に増やすことは難しいです。
そこで「便乗」をより活かすカードとして「墓穴の道連れ」が挙げられます。「墓道」単体では自分1枚消費+1枚捨て+1枚ドロー:相手1枚捨て+1枚ドローでこちらが1枚分不利になりますが、発動中の「便乗」があれば相手との差は無し(「便乗」を含めなければ1枚分有利)、「便乗」の発動条件に使っても実質的なカード差では損をしても任意のカードを捨てさせた上に手札閲覧と十分狙っていけます。
デッキの紹介です。
便乗&刃虫デッキ 「NON TITLE」
上級5
デビルドーザー×2 サイバー・ドラゴン×3
魔法13
墓穴の道連れ×3 異次元の指名者×2 強制転移×2 押収
強欲な壷 手札抹殺 ブラック・ホール 早すぎた埋葬 サイクロン罠10
便乗×3 偽物のわな×2 砂塵の大竜巻×2
死のデッキ破壊ウィルス 激流葬 リビングデッドの呼び声
モンスター:
「刃虫」がせっかくの昆虫族なので昆虫族中心の構成にし「ドーザー」を入れてみました。「サイドラ」と併せて爆発力は十分です。
魔法:
「墓道」の手札閲覧効果を活かすために「指名者」の投入。相手のドロー自体は防げない構成なので、ハンデスで少しでもフォローします。
「便乗」が無ければ「刃虫」は怖くて使えない、ではダメなので「転移」とのコンボも狙います。「メタポ」の安全な発動にも。
罠:
「偽わな」でお手軽に「便乗」をガード。できれば3枚は欲しいところですが。
「指名者」と相性が良く、「スカラベ」・「イナゴ」と媒介も多い「死デッキ」も採用。