「デビルドーザー」の語り

 ようやく復帰完了です。今までWindowsXPはバイト先社でしか使っていなかったので、いまいち使いやすいのかどうか分かりません。

 そんな個人的なことは置いておいて、今回は「デビルドーザー」を使ったデッキについて書かせてもらいます。
 このカードは、昆虫族を中心としたデッキに2〜3枚入れておくのが正しい使い方なのだと思います。精霊系モンスターとしては破格のコストパフォーマンスであり、強化されつつあるとはいえまだまだ力不足の『昆虫族デッキ』の性能を補ってくれるでしょう。
 しかしそんな使い方は今更で、わざわざこんな辺境のブログで書くようなものではありません。そこでなるべく変な使い方を考えてみます。

 「ドーザー」の特徴の1つは、召還が楽なことです。この楽という言葉には2つの意味があり、1つ目の意味は“召還条件の容易さ”です。墓地に昆虫族が2枚存在するというだけでそれは満たされます。ただし「サイレント・マジシャンLV8」なども簡単な条件で「ドーザー」以上の攻撃力を得ることが可能です。そこでもう一つの意味である“コストが低い”ことが関係します。「ドーザー」は墓地の昆虫族2枚をコストとしますが、墓地のコストは実質的にコストと見做す必要は無く(条件と考える方が適していると思います)、まして2枚の除外などあってないようなものです(言い過ぎ)。「ドーザー」は手札消費1枚で出せるモンスターと考えるべきでしょう(その代わりデッキに一定以上の昆虫族を入れなければならないというリスクを背負いますが)。
 2つ目の特徴は8つ星であること。そして3つ目が単純に攻撃力が高いことです。
 簡単な召還条件、かつ少ない手札消費で出せる8つ星の高攻撃力モンスター。ここから導き出せる相性の良いカードとは…?ズバリ「ポールポジション」と「バーサーク・デッド・ドラゴン」です(マジで?)

 以下デッキの紹介です。


ポールドーザーデッキ 「NON TITLE」
上級
デビルドーザー×3 バーサーク・デッド・ドラゴン×2
サイバー・ドラゴン×2
下級
13
共鳴虫×3 ゴキポン×3 スカラベの大群×2 イナゴの軍勢×2
魔導戦士ブレイカー 同族感染ウィルス クリッター
魔法
11
デーモンとの駆け引き×3 強制転移×2
強欲な壷 手札抹殺 ブラック・ホール 早すぎた埋葬
サイクロン 大嵐

砂塵の大竜巻×3 ポールポジション×3
激流葬 死のデッキ破壊ウィルス リビングデッドの呼び声

コンセプト:

 「ドーザー」はおそらく現在最も簡単に扱える高攻撃力モンスターであることから、「ポルポジ」の魔法無効化効果の恩恵を受けやすいと考えられます。一方で「ポルポジ」のデメリットとなるモンスター破壊効果も受けやすいですが、そこをフォローするのが「バーサーク」です。「バーサーク」もまた手札消費1枚で出せる高攻撃力モンスターで、条件は「ドーザー」よりも厳しいですが攻撃力・効果ともに勝っており、条件も出しやすい「ドーザー」が媒介となるので厳しさが減じます。
 「ポルポジ」の効果からだけでなく、「駆け引き」が即効魔法なので自ターンでの「炸裂装甲」などに対するフォローとしても効果的です。

モンスター:

 とにかく墓地に昆虫族を貯めたいので、2種の昆虫族リクルーターをフル投入しています。
 主に「共鳴虫」からダイレクトでサーチするとこを念頭において「スカラベ」と「イナゴ」を採用しています。使い捨て的な使用でOK。

 「ポルポジ」の採用は白蓮さんへのリスペクト的な意味もありますが、やはり良いカードですね。
 このデッキの構造的には「ネフティスの鳳凰神」&「ポルポジ」の組み合わせを、パーツを増やして劣化させたもののようにも思えますが、中心モンスターの扱いやすさや最大攻撃力、「サイドラ」との親和性などなど、単純に劣っているとは言えないのではないのではないかと思います(どっちだ)。遠回りなのは事実ですけど。