八房龍之助+スパロボという謎のコラボ

 私はよく模型雑誌を立ち読みするのですが(買え!)、今月の「電撃HOBBY MAGAZINE」(この雑誌はよくオマケが付いているせいで紐で縛られていることが多く、なかなか立ち読みでません(買え!))を読んでいると巻末に見覚えのあるタッチの漫画が。なんと八房龍之助が「スーパーロボット大戦」の漫画を書いているじゃありませんか!
 この作家と「スパロボ」の関係がよくわからないのですが(もしかしたらすごく有名な関係があるのかもしれませんが、私は作家の背景とかはあまりくわしくないので)、果たして企画物漫画を書かせて大丈夫なのかという不安とともに読んでみると…、まっとうに「スパロボ」していて、かつちゃんと面白い作品でした。

 確かな画力でロボットも人物もカッコよく描けていて、その時点で「スパロボ」ものとして合格(正直なところ始めて「ゲシュペンスト」をカッコイイと思いました)。戦闘シーンも迫力があり、人物どうしの絡みも上手く、全体的なテンポも良好です。導入部なので物語性まではわかりませんが、企画物のくせに(?)良い作品となりそうです(いや、企画物でも良い作品は沢山ありますけどね)。ぜひ長く続いて単行本化されて欲しいところ。
 というか、オリジナルの新作は書かないのでしょうか?