「死皇帝の陵墓」・「マジック・キャンセラー」の語り

 「始皇帝の陵墓」と「マジック・キャンセラー」を使ったデッキについて書かせてもらいます。

 「陵墓」は上級モンスターの召喚が容易になるカードですが、一部例外を除いてライフコスト1000or2000払った上にこのカードを消費してまで上級モンスターを出す必要があるのかどうかが難しいところです。しかしこれまで上級モンスターが冷遇されていたことを考えると本来ならなかなか面白いカードです。
 が、その一部例外のせい(それを考慮しなかったせい)で相当危険なカードとなってしまったのが残念極まりありません。

 で、一部例外を使わないデッキを考えた結果、選択したのが「マジキャン」です。
 コンセプトは…ってそのまんまですね。速攻で「マジキャン」を場に出すことで、「未来融合−フューチャー・フュージョン」や「地砕き」といった今暴れている魔法カードを封じます。また、「マジキャン」の効果で相手に「陵墓」の効果を使わせないのも良いところ。
 「マジキャン」は「ホルスの黒炎竜LV8」などと比べると圧倒的に性能が劣る気がしますが、今の環境で先攻1ターン目でも場に出せるというのは重要なポイントでしょう。

 ついでに「死霊騎士デスカリバー・ナイト」と「漆黒の戦士ワーウルフ」で効果モンスター・罠も軽く封じます。「マジキャン」・「ワーウルフ」共に永続効果なので、「デスカリ」の効果と齟齬をきたしません。

 問題点はステータスの低い「マジキャン」を使うので、必然的に罠カードに頼らざる得ないということ。「王宮のお触れ」の前に撃沈します。

 デッキの紹介です。

死皇帝マジキャンデッキ 「DARK TRANQUILLITY」

上級6

マジック・キャンセラー×3 サイバー・ドラゴン×3

下級10

死霊騎士デスカリバー・ナイト×3 漆黒の戦士ワーウルフ×3
魔導戦士ブレイカー クリッター 闇の仮面 メタモルポット

魔法11

死皇帝の陵墓×3 テラ・フォーミング 打ち出の小槌×3
天使の施し 早すぎた埋葬 サイクロン 強奪

罠13

炸裂装甲×3 奈落の落とし穴×3 鎖付き爆弾×2 神の宣告×3
聖なるバリア−ミラーフォース− リビングデッドの呼び声

 対「氷帝メビウス」を考え、「奈落」3枚に「鎖爆弾」も投入。
 「お触れ」には全くノー対策。いったいどうすれば良いんだか。