「ストレンジ・プラス(1〜5)」の感想

 今日は残業でクタクタでしたが、帰りに漫画を3冊買って元気になりました。漫画ってホント素晴らしいですね(誰だ)。

 ということで、今日は遊戯王ネタが無いので漫画の感想を書かせてもらいます。ものは私が最近ハマっている「ストレンジ・プラス」です。

ストレンジ・プラス 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

ストレンジ・プラス 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

ストレンジ・プラス 5 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)

ストレンジ・プラス 5 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)


 この漫画の特徴は、なんと言ってもテンポの良さにあります。ボケとツッコミがものすごい勢いで繰り返され、キモチイイことこの上ありません。
 同じ作者の4コマ漫画と比べるとその差は一目瞭然です(4コマ漫画でも十分面白いのですが)。4コマ漫画は基本的に一本につき笑いどころは1回です。1ページに2本だと、1ページ辺りの笑いどころは2回となります。しかし「ストプラ」では1ページにつき4、5回の笑いどころがあることも珍しくなく、時には1コマで2、3回笑いどころがあります。

 このテンポの良さは単にキモチイイだけの話ではありません。1回のネタの笑いが収まらない内に次のネタが来るため、相乗効果(なのか?)で橋が転げても笑ってしまう状態になってしまい、本来以上の面白さを感じてしまいます。
 また、1冊読み終えた時の充実感も相当あります。

 絵柄はポップ感があり人物は基本8頭身で、どことなくオシャレ(って言う表現も…)な雰囲気があります。しかしその雰囲気に反してネタはベタベタにベタです。そのギャップがよりキキます。
 主要キャラクターの一人が濃いオタクという設定なのでオタク的ギャグが時々出てくるのですが、これがオタクにとって面白くも痛い、自虐的なネタです。それも異様に濃いものが多いので(“素組み”なんて言葉はオタクでも模型をやっている・やっていた人間にしか分からないでしょう)、いったいどんな読者を想定しているのか謎ですが、その濃さが一層絵柄とのギャップを引き立てます。

 ギャグ漫画が好きな人は、とりあえず1巻だけでも読んでみることをお勧めします。