「ダンディライオン」・「テュアラティン」の語り

(※はぐリンさんの指摘により訂正。「テュアラティン」の特殊召還条件はモンスターが戦闘によって“墓地に送られた時”なのでトークンでは条件を満たせません。なのでこのエントリーに書かれていることは不可能でした。すみません。)

 うわっ、もう今年ラストですね。

 ようやくブログを書ける時間がとれたので、「ダンディライオン」に関する内容を2連発で載せます。というか、とりあえず「ライオン」ネタはこれで終わりです。

 「ダンディライオン」と言えば「帝」シリーズとの相性ばかりが取り上げられていますが、そんなものよりももっと相性の良いカードがあります。それが「テュアラティン」です。…何故「ライオン」と「テュアラティン」の相性の良さが言及されていないのでしょう?(「テュアラティン」自体が使われていませんから!)

 「テュアラティン」は自身の効果による特殊召還時に宣言した属性のモンスターを全て破壊するという強力な効果を持っています。相手が『ガジェットデッキ』なら展開された「ガジェット」シリーズを一網打尽にできるほどです。しかしそれでもあまり使われない理由は、その特殊すぎる召還条件にあるのでしょう。
 2体以上のモンスターを戦闘で破壊されるという条件は、単にその状況を作りづらいだけでなく、単純に考えるなら2枚ものカードを損してしまうということも意味します。

 そこで「ライオン」の登場。「ライオン」の効果で召還されるトークンはちょうど2体、そこだけ見ても本来なら2枚の消費カードが1枚に、さらに「ライオン」を他のカードの手札コストとすれば(「テュアラティン」の召還条件に対しては)消費が0枚となります。
 また、「ライオン」は自ターンに発動してもトークンを生贄召還のコストにはできないので、より有効に活かすには罠カードなどのコストにするなどの工夫が必要ですが、「テュアラティン」の特殊召還に使う場合は自ターンに発動しても全く問題がないので、「ライオン」の方から見ても相性が良いです。
 これらによって、自ターンに魔法カードなどのコストに「ライオン」を使ってトークンを呼び出し、そのまま相手ターンにトークンを破壊させて「テュアラティン」を呼んで効果を発動するという使い方が可能となります。
 ついでに書くと、綿毛トークンはそれ自体は何の効果もない弱小モンスターであり、これに対して除去カードを使う状況はほとんど無いと思うので、「テュアラティン」の召還条件を誘いやすいと言えるでしょう。

 ということでデッキの紹介です。


ライオン&テュアラティンデッキ 「NON TITLE」
上級
テュアラティン×3
下級
15
ダンディライオン×3 黄泉ガエル×2 聖なる魔術師×2

スチームロイド×2 死霊騎士デスカリバー・ナイト×2

魔導戦士ブレイカー 同族感染ウィルス クリッター

メタモルポット
魔法
15
振り出し×2 おろかな埋葬×2 強制転移×2 強欲な壷

手札抹殺 ブラック・ホール 早すぎた埋葬 サイクロン

大嵐 ライトニング・ヴォルテックス 押収 突然変異

砂塵の大竜巻×3 水霊術−「葵」×2

激流葬 リビングデッドの呼び声

コンセプト:

 えと、「ライオン」&「テュアラティン」以上の広がりを出せませんでした。結果激しくつまらないデッキに…。

モンスター:

 「テュアラティン」の召還をより確実なものにするためと、「おろ埋」を活かすために「黄泉」を入れています。
 場持ちの良いモンスターは「テュアラティン」にとって邪魔になるため、「デスカリ」と「スチーム」をアタッカーとしてみました。「スチーム」は戦闘で「サイバー・ドラゴン」を破壊できる上に、次ターンまで保てれば「ゴブリンエリート部隊」などと違って再度攻撃できるので優秀です。

魔法:

 「振り出し」は「ライオン」を効率良く墓地に送るためであり、相手モンスターの数を調整するという意味もあります。「おろ埋」も場合によっては「ライオン」を選択します。

罠:

 「黄泉」をコストと想定して「葵」の採用。相手の手札を見ることで「テュアラティン」召還タイミングを考えます。

 誰かより面白い「ライオン」&「テュアラティン」のデッキを考えてください。